
えちぜん鉄道は、2025年3月2日に発生した落石事故により甚大な損傷を受けた7003形車両の修理を目的に、クラウドファンディングプロジェクトを開始した。募集期間は9月18日(金)までで、目標金額は1,000万円。集まった資金はすべて車両の修理費用に充当される。
事故の背景と車両復活への思い

2025年3月2日、始発列車が突然の落石事故に見舞われた。これにより、えちぜん鉄道の主力車両であり、かつての国鉄車両の面影を今に伝える「7000形(元119系)」が大きな損傷を負った。幸いにも乗客・乗務員に命の別状はなかったが、先頭車両の窓ガラスが割れ、前方および左側の車体が大きく損壊するなど、車両の損傷は甚大であった。
今回の修理費用は概算で5,200万円にのぼり、保険金を考慮しても多額の自己負担が必要となる見込みだ。それでも同社は、地域交通を守り、鉄道文化遺産としてこの車両を復活させることに迷いはなかったという。
現在、車両は大阪の修理工場にて修理が進められており、今年10月の修理完了と運行再開を目指している。北陸新幹線福井開業を契機に、より多くの利用客を迎えるためにも、この不可欠な車両を再び走らせたいとの思いがある。
オリジナルグッズや特別体験など多彩な返礼品を用意

支援者には、感謝を込めた様々な返礼品コースが用意されている。
返礼品には、支援者限定デザインの一日フリーきっぷやクリアファイル、キーホルダー、タンブラー、フェイスタオルといった「限定オリジナルグッズ」がある。
また、ホームページや車内専用プレートに名前を掲載する「お名前掲載コース」も選択できる(希望者のみ)。
さらに、ヘッドマークレプリカや運転士時刻表、車両部品、方向幕、合図灯などの貴重な鉄道用品が手に入る「鉄道ファン必見の特別アイテム」コースや、車庫見学・撮影会、プライベート列車の運行といった「ここでしかできない特別体験」コースも設定されている。なお、掲載したコースは一例であり、画像はイメージで、実物とは異なる場合がある。
支援方法について

支援は、インターネットか指定口座への直接募金の2つの方法で行うことができる。
インターネットの場合は、クラウドファンディングサイト「READYFOR」のプロジェクトページ「落石事故を乗り越え、地域交通を守り抜く|えちぜん鉄道7003形」から申し込む。支払い方法はクレジットカード、銀行振込、コンビニ払いに対応している。
返礼品が不要で、好きな金額で寄付をしたい人は、指定された募金専用口座に直接振り込むことも可能。この場合、募金額はクラウドファンディングの寄付総額に反映されるが、返礼品は受け取れない。
支援金は、すべて損傷した車両7003形の修理費用に充てられる。目標金額に達しなかった場合でも、修理は予定どおり進められる。
多額の修理費用という大きな壁に挑み、7003形の10月の運行再開を目指すえちぜん鉄道。限定グッズや特別体験など多彩なリターンも用意されているクラウドファンディングを通じて、7003形の復帰を応援してみてはいかがだろうか。
READYFOR:https://readyfor.jp
プロジェクト名:石事故を乗り越え、地域交通を守り抜く|えちぜん鉄道7003形
えちぜん鉄道公式HP:https://www.echizen-tetudo.co.jp
(Kanako Aida)